2006年06月30日

GIANT STEPS/John Coltrane

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マイルス・デイビスのバンドに入団した頃、"へたくそ"と酷評され続けても決してへこたれなかった努力の人、ジョン・コルトレーン。

彼のひとつの、そして偉大な到達点とも言えるのが今回ご紹介する「GIANT STEPS」です。

その名が示すとおり、ジャズの歴史に「大きな足跡」を残す、"どうだ"と言わんばかりのコルトレーンの自信作です。

技術面の追求、テクニックの部分においてやるべきことはやり尽くしたんだ、というコルトレーンの熱いメッセージが感じられます。そして、この後コルトレーンは、自らの精神世界を表現するための新たな方法の模索へと旅立つのです。

そう言った意味で本作は、あくまで前進し続ける努力の人ジョン・コルトレーンにとっての、既存のジャズという音楽を手の内に収めたことを知らしめる「金字塔」であるのと同時に、新たなコルトレーンミュージックを捜し求める終わりなき旅の「第一歩」を踏み出したとも言える作品なのです。


さてさて、その内容ですが、集大成にふさわしく重厚なコルトレーンの自作の名曲がずらりと並びます。

まるで嵐が来たかのような音の洪水で聴く者を圧倒する「Giant Steps」。
旋回するような独特のコルトレーンフレーズが満喫できる「Cousin Mary」や「Syeeda's Song Flute」。
ものすごい速さでひたすら吹きまくる「Countdown」。
その名のとおり螺旋状に落ちていくかのようなイメージのテーマが印象的な「Spiral」。
縁の下の力持ちとも言えるベースのポール・チェンバースのために書いた曲「Mr.P.C」では、本人の活躍もさることながら、もう一人の脇役、ドラムスのアート・テイラーが大活躍します。中でも終盤の4バースの交換は圧巻です。

と言った訳で、正直全曲オススメなのですが、中でも唯一のバラード曲「Naima」は、重厚なコース料理の食後のデザートを思わせるような清清しさがたまりません。

この、ピュアーな美しさが感動的な名曲では、アドリブという点ではピアノのウイントン・ケリーが主役と言っても過言ではないでしょう。

ケリーのピアノなくしてここまでの名演にはならなかったであろうことは、別テイクと聴き比べてみるとよく分かります。

私は個人的には、ケリーのピアノの入り方がたまらなく好きです。


初心者オススメ度 ☆☆☆☆☆  banner_03.gif


曲目
posted by パンチ at 23:21| 東京 ☔| Comment(5) | TrackBack(0) |  John Coltrane | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月17日

BALLADS/John Coltrane

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今回は、いわずと知れた超有名盤ジョン・コルトレーンの「BALLADS」です。

コルトレーンというとゴリゴリとハードにサックスを吹きまくる、いわゆる「怒れるテナー」のイメージがある一方、美しいバラード演奏をしてもこれが文句のつけようのない素晴らしさなのです。

アルバム「GIANT STEPS」に収録されている「Naima」や、「SOUL TRANE」に収録されている「I Want to Talk about You」などはコルトレーン・バラードの最高傑作と言えましょう。

「ゴリゴリのコルトレーンはちょっと」という人でも、「バラードは大好き」という人は多いのではないでしょうか。


本作はその名のとおり、コルトレーンのバラード演奏を集めたものです。

抑制を効かせたコルトレーンの演奏は甘さに流されず、ただただ美しくリリカルに歌い上げています。

普段は熱く燃え上がるマッコイ・タイナー(p)、ジミー・ギャリソン(b)、エルヴィン・ジョーンズ(ds)のリズムセクションと一体となって静かに燃え上がるコルトレーンの魂をこめた演奏は聴く者に深い感動を与えます。

そんなところが本アルバムが万人に愛される所以でしょうか。


初心者オススメ度 ☆☆☆☆☆
posted by パンチ at 00:02| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) |  John Coltrane | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月29日

Live at Birdland/John Coltrane

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こちらはジョン・コルトレーン・カルテットによるライブ演奏が収められています(一部スタジオ録音)。

私は、このアルバムはコルトレーン・カルテットによるライブ盤としてはNO.1ではないかと思っています。

とにかく聴くものをその世界に引きずり込んでしまうそのパワーには圧倒されます。
2曲目の「I Want to Talk about You」の後半のコルトレーンのソロには神がかったものすら感じられます。
そしてなんといっても1曲目の「Aflo Blue」。
コルトレーンがソプラノサックスを縦横無尽に吹きまくり、エルヴィン、タイナー、ギャリソンのリズムセクションが一体となって燃え上がるような演奏は圧巻、脱帽です。

なにか聞くものを勇気づけてくれる大好きな1枚です。


初心者オススメ度 ☆☆☆☆☆
posted by パンチ at 18:42| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) |  John Coltrane | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月19日

Coltrane/John Coltrane

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これは史上名高いコルトレーン・カルテットの記念すべき第1作目です。

コルトレーンは早くも2回目の登場となりますが「良いものは良い!」と言うことでご容赦下さい。

このアルバムの一番のオススメは1曲目の「Out of This World」です。

これは、なんと言ってもエルヴィン・ジョーンズのドラムがスゴイ!
煽り立てるようなエルヴィンのドラムにのって、コルトレーンが縦横無尽にテナーを吹きまくり、マッコイのピアノが絶妙なアクセントをつけます。

このコルトレーン・カルテットも晩年になるとコルトレーンの突出によりバランスを崩してしまうのですが、このカルテットの最良の形を聴くことができる1枚だと思います。

初心者オススメ度 ☆☆☆☆
posted by パンチ at 22:30| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) |  John Coltrane | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月21日

MY FAVORITE THINGS/John Coltrane

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いまいちJAZZというものがわからなかった自分が変わった1枚です。
コルトレーンが好きになったばかりでなくJAZZ自体が大好きになりました。

特に1曲目はコルトレーンの十八番ともいうべき名曲です。
JAZZを初めて聞く人にも超おすすめ。
また、賛否両論のようですが3曲目の「Summertime」も私は大好きです。

コルトレーンのサックス、マッコイのピアノが心地よい・・・

初心者オススメ度 ☆☆☆☆☆
posted by パンチ at 23:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(3) |  John Coltrane | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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