2005年11月14日

SOMETHIN' ELSE/Cannonball Adderley

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私は、秋も深まるこの時期になるとこのアルバムの「Autumn Leaves(枯葉)」を聴きたくなります。マイルス・デイビスの演出する「枯葉」の世界に浸りたくなるのです。

本作は、キャノンボール・アダレイのリーダー作なのですが、本作をこれほどの名盤たらしめているのは、なんといってもトランペットのマイルス・デイビスの参加です。

マイルス・デイビスは決してテクニックのあるミュージシャンではありません。しかし、少ない音数で彼独自の世界を作り出してしまうところは、ミュージシャンというよりはむしろアーティストといった方が的確かもしれません。マイルスの作る出す音の世界に聴く者は圧倒されるのです。

特に本作1曲目「Autumn Leaves」は見事の一言です。抑制を効かせたミュート・トランペットで深まる秋の枯葉の世界を見事に表現しています。

尚、本作の内容とは別の話ではあるのですが、ひとつ残念に思うのは、アルバムの解説に書かれている「このアルバムを聴いてつまらないと思ったら、ジャズとは縁がなかったということ」という一文です。
本作がそれほど素晴らしいことを説明するための一文とは思いますが、これは言いすぎです。
こんな一文を読んでしまったがために以後ジャズは聴く必要がないと思う人がいたとしたら、それはとても残念なことです。
音楽の好き嫌いは人によって千差万別なはずです。

実際、私は初めてこのアルバムを聴いた時、さほど素晴らしいとは思わなかったのですから。


初心村オススメ度 ☆☆☆☆


posted by パンチ at 09:51| 東京 ☀| Comment(5) | TrackBack(2) | サックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
関連記事をTBさせて頂きました。よろしくお願いします。
Posted by メジロ飼い at 2005年11月15日 17:32
TB、コメントありがとうございました。新しいジャズはあまり聴く機会がなくなりましたが、学生時代以来、ジャズからは離れられそうもありません。これからもどうぞよろしく。またお邪魔させて頂きます。
Posted by メジロ飼い at 2005年11月16日 16:00
いやーー、このアルバムは格好いいですよね。
私自身、いま枯葉のアドリブを勉強中なのですが、キャノンボールの音、たまりません。

いつかあんなふうにアドリブ出来るようになりたいものです。
Posted by 祐子 at 2006年01月02日 01:03
私もこのアルバムは好きですが、マイルスの存在感が強すぎて、これってマイルスのアルバム?って思ってしまうほどですね。キャノンボール・アダレイのファンキーさを味わうなら、私としては、マーシー、マーシー、マーシーがおすすめです。
Posted by misaki at 2006年05月14日 01:50
misakiさんコメントありがとうございます!
そうですね、このアルバムはマイルスのアルバムといった方が正解でしょうね。マイルスのグループでのキャノンボールはなにか遠慮しながら演奏をしているように感じられますよね。
私も「マーシー・マーシー・マーシー」大好きです。あと「イン・サンフランシスコ」あたりも好きですよ!
Posted by パンチ at 2006年05月14日 23:48
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