2006年03月14日

ALBERT AYLER IN GREENWICH VILLAGE/Albert Ayler

albert ayler17%.JPG

今回ご紹介するアルバート・アイラーは、フリー・ジャズを代表するミュ−ジシャンです。

「フリーはちょっと」という方も多いとは思いますが、「どんなものか一度聴いてみたい!」といった好奇心溢れる方には、まずはこのアルバムがオススメです!

アルバート・アイラーは、強烈なビブラートを効かせた力強い音色で時に咆哮し、ベース他弦楽器を複数加えた集団即興演奏では無秩序・不協和な混沌とした世界を作り出し、既存のジャズといった観念を全てぶち壊してしまう破壊的な一面がある一方で、アイラーが奏でる哀愁を帯びたメロディーは素朴で親しみやすく、そのピュアな美しさには神々しさすら感じます。

アイラーの音楽には、言わば「破壊」と「創造」が同居しているように思えるのです。

肌が合わない人はダメだとは思いますが、感性が合う人はそれこそ「やみつき」になってしまうような不思議な力をもったミュージシャンと言えましょうか。

本アルバムは、そんなアイラーが残したアルバムの最高峰とも言えるもので、私の大好きな1枚です。
どの曲も個性的で素晴らしいのですが、中でも3曲目の「Truth Is Marching In」はイチオシです。

なにかを讃えるかのような神々しい導入部から、マーチ調のテーマのメロディーの美しさ。
そして、時に暴力的とさえ言えるフリー演奏が作り出すカオスの世界に、突如射し込む一条の光のように浮かび上がるテーマのメロディが再び聞こえてくるとこの上ない安らぎを感じ心が洗われる思いがします。

とにかくスピリチュアルです。
心に響きます。

初心者オススメ度 ☆☆☆☆
1.For John Coltrane
2.Change Has Come
3.Truth Is Marching In
4.Our Prayer


posted by パンチ at 12:07| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | サックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして
私もJAZZ大好きなんですが、
手軽なので、
オムニバスばかりかってしまいます。。。
このサイトで、
もっともっとJAZZを知りたいと思いました。

ありがとうございました☆
Posted by ユニコ at 2006年03月15日 01:14
ユニコさんこんにちは!
ご訪問ありがとうございます。
JAZZといっても多種多様で迷いますよね。
CDレビューなどで「これを聴いて良いと思わなければJAZZは聴かない方がよい・・・」てなことを書いている評論家がいますが、私はこんなのは大間違いだと思っています。
たった1人の、たった1枚のCDでJAZZの全てがわかるはずがありません。
人の好みも多種多様です。

てなわけで、このように多種多様なJAZZの名盤の中から、自分にピッタリな1枚を探し出す手助けになれば幸いです。
できるだけその内容・雰囲気がお伝えできるよう心がけていきますので、今後ともよろしくお願いします!
Posted by パンチ at 2006年03月15日 14:03
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。