2006年02月23日

SPEAK NO EVIL/Wayne Shorter

speak no evil17%.JPG

ウエイン・ショーターは、ジャズ史上重要なサックス奏者です。

でも、ジャズマンと言ってしまうのもなにか憚られるような感じがします(私見ですが)。
良い意味でジャズマンというよりはミュージシャン。
ミュージシャンというよりはサックス・アーティストとでも言ったほうがぴったりくるのかもしれません。

バリバリと吹きまくり音で空間を隙間なくうめていくコルトレーンのシーツ・オブ・サウンドとは対照的に、独特の間を生かした不思議感覚のフレーズを散りばめてゆき、全体として曲を完成させるショーターのアドリブの構成力はまさに天才のなせる業です。

そして、そのアドリブに時に空間的な広がり、時に鮮やかな色彩、時に神秘性な雰囲気を漂わせるところにアートを感じるのかもしれません。

あたかも真っ白なキャンバスに絵筆でもって自らの世界を表現する画家のように、曲という名のキャンバスにサックスをもってして自らのショーターワールドを表現しているのです。


本アルバムは、ジャズマンとしてのショーターの代表作とも言えるものです。
全曲彼のオリジナルですが、オススメはショーターのアドリブの魅力が十二分に満喫できる4曲目「Speak No Evil」、ひたすら美しく幻想的な5曲目「Infant Eyes」あたりでしょうか。

エルヴィン・ジョーンズのドラムスが全体の雰囲気を決定づける実にいい味を出しています。


初心者オススメ度 ☆☆☆☆

1.Witch Hunt
2.Fee-Fi-Fo-Fum
3.Dance Cadaverous
4.Speak No Evil
5.Infant Eyes
6.Wild Flower


posted by パンチ at 12:58| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | サックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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